キャンプギアガイド
キャンプテーブルのお手入れ方法
味わい深い道具に育てる、簡単メンテナンス
196のキャンプテーブルは無塗装仕上げのため、使い込むほどに味わいが増していくのが特徴ですが、その反面、汚れが付きやすいという一面もあります。ただし、炭や火の粉の跡、料理中の油はねなどで汚れてしまっても大丈夫。簡単にできるお手入れ方法をご紹介します。定期的なメンテナンスを施しながら、自分だけの風合い豊かなキャンプ道具に育てていきましょう。
汚れの落とし方
まずは、目の粗いサンドペーパー(60〜240番程度)で大まかに削り、その後、目の細かいサンドペーパー(400〜800番程度)でなめらかになるまで磨いてください。
油などが飛び散った汚れは、軽く削るだけで簡単に落とすことができます。
細かな削りカスが出ますので、キッチンペーパーや固く絞ったタオルで木くずをきれいに拭き取ってください。
BEFORE
AFTER
植物オイルでコーティング
今回は亜麻仁油を使用していますが、オリーブオイルやその他の植物オイルで大丈夫です。また、キャンプテーブルは塗布する範囲が大きいため、ハケ等を使って全体に塗り広げるようにしていただくとスムーズに効率よく塗ることができます。
植物オイルをたっぷりと塗り広げ、木の内部に適度に浸透させます。その後、余分なオイルはウエスなどの乾いたきれいな布で拭き取ってください。すぐに乾きますので、そのままお使いいただけます。
植物オイルを塗ると木目が浮かび上がり、木の色あいも少し濃くなります。無塗装のまま使用していただいてもいいですが、オイルを塗ることで木材に適度な潤いと油膜ができ、水分が付着してもはじく効果を与えることができます。
お手入れの目安は、半年に1回
お手入れの頻度については決まったルールはありません。私は汚れが目立ったときや時間があるときに手入れをしています。目安としては、3か月から半年に1回程度の油分補充をおすすめしますが、革製品のように、お手入れの頻度はお好みで調整していただいて大丈夫ですので、ご自身のペースで行っていただければと思います。